誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語

その部屋のベッドメイクはまだ一つも終わっておらず、二人でちゃちゃっと終わらせるつもりだった。

 

「ほなさくっとやってまおか、タカシそっち言って」
卓が率先して指示を出す。
卓は仕事をしている時は、バイトの時でも、相手が社員だろうが先輩だろうがお構い無しだった。

タカシに関しては数日早いだけで、ほとんど変わらないのだが…

 

先程チカさんとベッドメイクした時と同様に、シーツを広げながらタカシにパスする。

お互い均一にシーツを合わせると、卓はさっと角に三角を作り織り込んで、二枚目のシーツに手をかけ、タカシにパスしようとした。

 

ふとタカシを見ると、まだ片方の三角で苦戦していた。
卓は妙に納得した。


タカシの手が遅いのは、タカシがダラダラしている訳でもサボっている訳でもない。
単純に不器用なだけだった。

 

卓はそれがハッキリした事で逆にスッキリしたのだ。
「えぇよ慌てんで、それより、雑にやってやり直しくらう方が時間ロスするから綺麗に頼むわ」


卓は一生懸命する人間にはとことん優しいのだ。逆に不真面目で自分に害が及ぶとわかった瞬間から人が変わる面もある。

 

卓は苦戦しながらも頑張るタカシをただベッドの反対側で見守っていた。