誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語

広げられたシーツは、上下左右とも均等にベッドに合わせる。


「こっから一緒にやりながら教えるから卓反対回って」
卓はチカさんとベッド越しに向かい合う様に立て膝で位置についた。


「ほんまやったら二人でやった方が早いねんけど、うちは部屋数多いから一人でやってもらうねん。手が空いてる時はちゃちゃっと二人でやるけど」
「一人でもできるならその方が僕は良いです、手空いたらいつでも手伝えるので」
卓は滑る時間の事だけを考えての事だった。

チカさんも恐らく気がついていた。


「あんたやったらすぐ綺麗にできるやろな、さっ、やろか」

「まずは左側からいくで、横に垂れてるシーツを右手でつまみ上げて、上げてできたスペースに左手でシーツを織り込んで」
卓は見よう見まねでやってみる。


「そうそう、そんな感じ。そしたら右手のシーツ離したらベッドの角に三角ができるねん」
「なるほど、できました」
チカさんが卓の方を反対から覗いて確認する。
「綺麗綺麗、ほんま器用やなぁ。たまには突っ込み処くれてもえぇねんで?」
チカさんは感心しているが、卓をどうにかいじりたくてウズウズしている様子だった。


「真面目に教えてもらっていいですか、仕事中なんでふざけないで下さい」
チカさんの気持ちを見透かして、またも卓がチカさんをいじる展開になった。
「くやしい、あんたほんまに」
そう言いながらゲラゲラ笑っている所を見ると、やはり楽しいようだ。

 

「手動かしや」
笑いながら卓に言った。
「教わってるのでそれは無理な話です」
卓の適格過ぎる回答にまた悔しがるチカさんだった。