誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語

二人がまず入ったのは男子トイレだ。
男子トイレには男性特有の便器があるため、説明を一ヶ所で済ませるためだ。
ここのトイレには特有の便器が二つ、大便器が三つあった。

 

「じゃあまず、基本的なルールとして内では節水を徹底してるから水はジャブジャブ使いません」
卓は小学生の頃のトイレ掃除で、豪快にホースで掃除をするイメージを抱いていたのだが、特に驚く事も無く
「はい、わかりました」
と淡々と説明を聞いた。


「基本的に汚れた所は洗剤を使って磨いて、流す時はこの洗面器に水を貯めて、水ですくって流して」
「はい、わかりました」
「床は水拭きでトイレの床全部拭いて、水滴は残さんといてな」


ひとまずここまでの説明を終えると、チカさんは
「とりあえず今言った掃除しといて、また見に来るから」
「わかりました」
そう答えるとチカさんはトイレを後にした。


恐らくタカシの様子を見に行ったのだろうと卓は思った。

 

卓は一連の説明を聞いて、説明をされるまでもないだろうと少しばかり馬鹿にされた気分だったが、そこにはそこのやり方があるのだと冷静に飲み込んだ。

そして、チカさんがわざわざ説明しなければならない事情でもあるだろうと思った。

 

卓は言われた通り、卓にとっては当たり前のレベルなのだが、指示された掃除をこなし床拭きへと差し掛かった所だった。

「コンコン」
トイレをノックする音が聞こえた後にチカさんがトイレへと入ってきた。


「えっ!?」
チカさんの悲鳴の様な驚きに卓は身体をピクリとさせた。