誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語

朝食の時間数分前から焼き魚、ご飯、暖かいお茶を順番にテーブルへと出していく。

 

康之さんから焼きたての脂の乗った鱒の入ったトレーを受け取り、卓は食堂の魚皿へと盛り付けていく。
魚の皮が座った時に奥になるように盛り付ける。
身が割れてしまっているものは賄いになるため避けていく。
そのため少し多めに焼かれているため、賄いには充分すぎる鱒が残った。

 

魚を盛り付け厨房へと戻ろうとした時、食事を提供するための小窓から、次々とお米の入ったおひつとお米のポットが差し出された。


魚のトレーを中のタカシへと渡し、それらを各テーブルへと運んでいった。

 

後はテーブル毎に、味噌汁を宿泊客が来た所から順に提供していく。
卓は中で味噌汁を担当し、タカシとチカさんは食堂で宿泊客の対応をする。


「おはようございます」
外から挨拶をするチカさんの声が聞こえてくる。
すると、小窓が開けられ人数を告げられる。
卓はそれに合わせて、淡々と味噌汁を注いでいく。
スープの際に教わった方法でお椀はほとんど汚さずに、手際よく進んだ。

 

用意していたお椀全てに注ぎ終えると、残った味噌汁をコンロへ戻し、ヒーターを片付ける。

 

「さっ、飯の準備しよ」
康之さんがそう声をかける。
卓は人数分のお茶碗とお椀、お箸を手際よく準備し、ご飯と味噌汁を用意する。
食堂の二人が戻ってくる頃にはほとんど準備が終わっていた。

 

朝食をさっと食べ終えると、卓は夕食の際の片付け同様に洗い場のセッティングを先にすませ、いつもの定位置へ行き煙の時間を堪能しながらその時を待った。