誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語

屋根裏部屋は恐ろしく寒い朝を迎える。
布団は冷たく、軽く湿っている。


卓は携帯のアラームで目を覚ます。
目を瞑ったまま手探りで煙草を探す。
起きてすぐに吸いたいわけではないのだが、そうしなければ吸う時間がなかったからだ。

 

喉を通る煙、肺へと溜まる煙によって、体内へと衝撃を受けたかのような感覚でようやくはっきりと目が覚める。


部屋の温度計に目をやる。
-10°の表示に二度見した。
ここは人が生活するに値する場所なのかと少しの疑問を抱いたが、寝起きの卓の頭はそれ以上機能する事は無かった。

 

着替えを済ませると卓は厨房へと降りて行った。
「おはようございます」
すでに康之さんは朝食の準備を始めていた。
「おはよう、ほな卓ご飯混ぜて、今日は和食やから」
「わかりました」
どれだけの量を炊く事ができるかはわからないが、軽く10合近く炊けそうな巨大な炊飯器を卓は開ける。

大量の湯気と共に炊きたてのご飯の香りが空腹の卓を襲った。


思わず炊飯器に顔を埋めたい気持ちを抑え、これまた特大の卓の顔程のしゃもじを一度水に濡らし、豪快に釜の底からほぐすように混ぜる。