誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語

初日という事もあり、この日の朝の仕事は休みで良いとチカさんが休みをくれた。
「滑りに行っても良いですか?」
長旅の疲れを感じさねない程に弾むような声色で卓は目を輝かせていた。


スノーボードができる、ただそれだけで満足だった卓は休んでなどいられないといった感じだ。

 

「かまへんよ、ゲレンデまで送ってあげるわ」
その言葉を聞いた途端
「すぐ用意してきます!」と卓は屋根裏へとかけ上がっていった。

 

屋根裏で支度をしている所へタカシがやって来た。
「俺も滑りに行こうかなぁ」
部屋でだらだら寝転びながら漏らす。
「時間無くなるから行くなら早くして」
卓は今すぐにでも山へ行きたい気持ちを抑えきれずに、だらだらするタカシに少し苛ついていた。

「先降りてるけど本間に行くん?先行くしはよせぇよ。」
そう言い残しフロントへと降りて行き、乾燥室へ行き自分のボードの手入れをさっと済ませ玄関で待機した。

 

そこへ歳はそれなりにいってはいるが、大柄で厳格な雰囲気の男性がやって来た。
「きみか今日から来たバイト君は?」
卓はすぐに神戸屋の関係者だと思い
「はい、雪村卓です、これからよろしくお願いします」
「オーナーの大元や、よろしくな。行くで!」

 

オーナーがわざわざ送迎をしてくれるという事に少し戸惑ったが、待たせる訳にはいかないと急いでオーナーの後を追いかける。

 

「行くのきみだけか?」
その言葉に卓はまたもや苛立ちを覚えた。
勿論オーナーにでは無い。

 

そこへ、慌てて着替えたのだろうウェアの前を閉めず両手に道具を抱えてタカシが現れた。
少しは急いだ形跡が見てとれた卓はひとまず苛立ちを抑える事にした。