誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

篭り物語

ふと冷ややかな冷気がバスの窓から漂う。
その寒さに目を覚まし、少しカーテンを開けて外を覗く。
深い闇の真っ只中だが、ぼんやりと白い雪景色が確認できる。
時計を見るとちょうど夜中の3時を示していた。

「まだ結構かかるなぁ…」心の中で呟き、毛布替わりの茶色のスタジャンを被り直し、再び眠りに落ちた。

バスが止まりドアが開く、空いたドアからは眠気も吹き飛ぶほどの極寒の冷気が勢いよく襲いかかり思わず身を縮こめた。

 

夜行の高速バスはすでに長野県の白馬村へと入っていた。
そこからは各ゲレンデの主要なバス乗り場毎に止まり、スノーボードのツアー客達が順番に降りていく。

目的地はこのバスの終着点で、白馬村よりもさらに奥地の小谷村なので後数回この冷気の強襲を耐えなければならなかった。

降りてしまえば歩いて身体を動かし温める事もでき、諦めがつく物だが、乗っている間はじっと耐えるしかないのだ。高速バスのこの時間が最も嫌いな時間だった。