誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語 シーズンⅡ

久々の康めしはやはり絶品であった。 少食の卓は普段一般男子の半分程の量しか食べないのだが、康めしの時は大皿に大盛りをぺろりと食べるのだ。 「あんたほんまにこれだけはようさん食べるでなぁ。普段からそんだけ食べたらこっちも作り甲斐があるんやけど」「…

籠り物語 シーズンⅡ

時計の針は12時近くを指していた。神戸屋の安心感にすっかり寝入ってしまっていた。 一眠りし、すっかり元気になった卓は今度こそ滑りに行く準備を始める。「ガタン、卓起きてるか?昼飯食うか?」康之さんの声だ。急いで屋根裏のはしごへと近寄り下を覗く。「…

籠り物語 シーズンⅡ

今回は到着日時と大体の時間を神戸屋へと伝えていたため、バスで到着した時には見覚えのあるバンが既に卓を待ってくれていたのだ。 車へと近づきドアを開けると康之さんだった。「ただいまです、朝から迎えありがとうございます」そう言って車へと乗り込んだ。…

籠り物語 シーズンⅡ

卓は別れも早々に出発の準備をして、夜行バスの出る新大阪へと向かった。 さっき別れ話をした後とは思えない程ドライな感覚で電車に揺られる。 新大阪のバス乗り場にはスキー・スノーボードツアーに向かう客でごった返していた。 卓はバスを待つ。 隅の方で…

籠り物語

「まぁせやな」卓も微笑した。 このやりとりのおかげで空気は少し和らいだ。「中途半端な気持ちで関係を続けるのはなんか違う気がすんねん。白馬に行ってせっかくスノーボードにも集中できる環境やし。この中途半端にミホを繋ぎ止める時間も勿体ない時間にな…

籠り物語

テスト最終日の夜行バスで再び白馬へと戻る予定なのだが、今回の大阪での最大のミッションが今日残されていた。 テストを終え家へと帰った卓はひとまずゆっくりする事にした。 夕方頃から彼女と逢う約束をしていた卓は、先に白馬へと戻る準備を終わらせてそ…

籠り物語

大阪での学校生活へと戻った卓は日々退屈な学生生活を送っていた。 卓は中学の頃から学校が好きでは無かった。友達とも普通に遊ぶし部活もする、しかし、家で一人ゲームをしている時間が一番幸せな時間だった。 何の刺激もない学校生活を淡々とこなし、3年生…

籠り物語

フロントのチカさんを呼びに行き皆で夕食を食べた。 卓はそれほどゆっくりしている時間が無かった。 神戸屋はこれから宿泊客の夕食が始まる。卓はオーナーに夜行バスの乗り場まで送ってもらう事になっていた。 車で送ってもらう道中「学校頑張っておいでや、…

籠り物語

帰り支度を済ませ荷物を持って下へと降りた。 自分のために夕食の準備をしてくれている厨房へと行き、いつも通り準備を手伝った。 「そういえばタカシも学校ちゃうの?」「俺は明日帰るよ」「そうか、また来るんやろ?」「そのつもりやで」タカシも同様に卒…

籠り物語

新年からいつもと何ら変わりのない籠りの生活を日々過ごす。しかし、卓は三学期がまだ残っているので、一旦大阪へ帰らなければならない。その日が着々と近づいてくる、帰りたくないのだが仕方ない。 残りの日を無駄にしないよう日々の仕事を一生懸命こなし、…

籠り物語

盛大な宴の後の朝、卓は意外にもスッキリと目覚めた事に驚いた。それもアラームがなるよりも早く目が覚めたのだ。身体は重たいが頭はスッキリとしていた。 ひとまず煙草に火をつける。昨日の彼女からのメールを思い出し開いた。 メールには卓を祝う言葉と、…

籠り物語

オーナーが持ってきたワイン確かに美味しかった。 意外と楽にグラスのワインを飲み干した時、卓に異変が起きた。 卓のすぐ側でゆうきが遊んでいたのたが、ふとゆうきの方を見ると、ゆうきがぐるぐると回って見えたのだ。「やば、何これ」 それから辺りを見て…

籠り物語

かといってオーナー一人だけでも充分過ぎる強敵だった。 テーブルのピッチャー二つは瞬く間に空になる。オーナーは水を飲むよりも早いペースでビールを流し込む。 オーナーがグラスにビールを注ぐペースで卓のグラスも満たされる、卓はあっという間に酔いが…

籠り物語

「雪村君の誕生日を祝って。乾杯」「カンパーイ」それから神戸屋での卓の誕生日兼年越しパーティは始まった。 物珍しいドンペリにワクワクしていた卓だったが、飲んで見ると美味しい物でも無かった。自分の舌が子供なのだろうが、テレビで見るホストクラブの…

籠り物語

テーブルにはオードブルやおつまみ、ピッチャーに入ったビールが二つ。その他にも豪華に用意されていた。 年越しのパーティに誕生日の祝いを盛り込んでくれたのだった。 突然、 「まだビール注いだあかんで!」そう言ってオーナーが何かを思い出したように部…