誉の日記的物語

日記がてら書きたい事を好き勝手に書いています。 小説を書いており面白い小説がかけるようになりたいと、構成などはちゃめちゃですが書いてます。 読んで頂けると嬉しいです。どんな事でも意見貰えると助かります。

籠り物語

テーブルにはオードブルやおつまみ、ピッチャーに入ったビールが二つ。その他にも豪華に用意されていた。 年越しのパーティに誕生日の祝いを盛り込んでくれたのだった。 突然、 「まだビール注いだあかんで!」そう言ってオーナーが何かを思い出したように部…

籠り物語

風呂道具を部屋へと置いてすぐにパブリックスペースへと向かった。 電気はついておらずまだ誰も居ない様だった。 パーティの準備でもしているのかと厨房へと様子を見に行く事にした。しかし、厨房にも誰も居ない。宴会している宿泊客の声が館内に響いている…

籠り物語

夜の仕事も終わり宿泊客は年越しムードで盛り上がっている。そんな光景を横目に風呂へと向かう。 途中康之さんが居た。「後で皆で年越しそば食べるで」「あっはい。わかりました」卓は年越しらしい雰囲気を味わえるのだと少し嬉しい気持ちになった。 宿泊客…

籠り物語

年も暮れに近づき年末年始の休暇に入りゲレンデは大にぎわいとなった。 普段並ぶ事の無いゴンドラにも長蛇の列ができており、いつものように何本もゴンドラを流す事ができない程だった。 それでも、雪は降り続き極上のパウダーとなったゲレンデを卓が放って…

籠り物語

気分が乗らず珍しく直ぐにペンションへと帰った卓は、気分を紛らわそうとパブリックスペースで漫画を読む事にした。 普段は小説等の活字しか読まない卓だが、小説は持ってきておらず、神戸屋には漫画しか置いていなかったのだ。 仕方なく棚にずらりと並んだ…

籠り物語

部屋へと戻り当たり障りの無いメールを彼女へと返信した。ひとまずはこのまま乗りきろうと思っているのだが、感情の無い虚しい付き合いの時間を彼女に強要しているようで複雑な気分だった。ベッドでそんな事を考えながら眠りについた。 それからクリスマスま…

読んで頂いている大事な読者様へ

仕事が変わり1日一区切りの小説ができない日が出てくる状態になりました。 文書を書けないのは自分に取っても苦痛なのですが… 自分勝手に書いているだけなのですが、自分の趣味に目を傾けて頂ける事が嬉しいためこのような事を書いています。 今まで通りみ…

籠り物語

夕食のセッティングを終え小休止を取っている時、康之さんが「卓彼女おらんの?まぁおってもお前やったら置いてでも来るわな」笑いながら卓に言った。 なんてリアルタイムな質問なんだと卓は思いながら「一応居ます、そして、まさに置いてきてます」苦笑いす…

籠り物語

神戸屋へと到着した卓は乾燥室へ板をしまい、ウェアの裾を捲って部屋へと上がった。 タカシはまだ戻っていなかった。 ウェアを脱ぎ仕事着に着替え一服し、仕事まで少し昼寝する事にした。 滑った後で疲れた身体に暖かい布団の組み合わせは、卓を眠りへと導く…

籠り物語

駐車場からペンションへと向かう下りの道に差し掛かった。卓はそこで板を履いた。 除雪された道路はコンクリートを感じる程の雪面ではあったが、かろうじてソールに傷はつかない程度の雪はついていた。 歩いて帰るにはまぁまぁの距離だが、滑って帰ればどう…

籠り物語

リフト終点タカシは危なっかしい滑りだが転ぶ事なくクリアした。卓は先にビンディングをはめ、既にスタンバイできていた。 タカシのボーゲンの滑りに合わせ卓は並走する。転ぶ事は無いが、スキーをした事の無い卓から見てもドキドキする滑りだった。卓は退屈…

籠り物語

リフト乗り場の近くに立っていた卓の元に、ボーゲンで危なっかしい滑りのスキーヤーが近づいて来た。 「お前もしかして素人なん?」卓は籠りに来てるぐらいだから、そこそこ滑れるもんだとばかり思い込んでいた。「何回かやった事あるけど、そんなレベル」タ…

籠り物語

気がつくと少し眠っていた。 15分程眠った卓の身体は少し回復はしていたが、少し冷えてしまっていた。暖房の前へ移動し、床に座り込んで軽くストレッチをしながら暖めた。 身体も目もスッキリした所でもう一本ゴンドラで山頂へ向かう事にした。ひとまず一番…

籠り物語

スキーヤーが好んで滑るこのコースは、普段はコブになっており、パウダーでも無い限りスノーボーダーはあまり寄り付かない。 卓はスノーボーダーでは珍しくコブを滑る事がとても好きだった。 いつかモーグルコースでスキーヤーと競いたい(到底敵うはずはない…

籠り物語

雪まみれの姿でそのままゴンドラの中間駅へと滑り降りた。 板を外し雪を軽く払い落とすと、レストハウスの側で板を反対に向けて雪面へと置き、その上に腰掛け煙草に火をつけた。 肺いっぱいに吸い込んだ煙を真っ青な空へと豪快に吐き出すと、座っている板か…